目次
Komodo(コモド)とは
Komodo(コモド)とは、分散型取引プラットフォームのことであり、
そのプラットフォーム内で使われる独自通貨がKMDになります。
ちなみにKomodo(コモド、以下Komodo)は、
Zcash(ジーキャッシュ)のハードフォークによって誕生した仮想通貨になります。
そしてKomodoでは、
Zcash(ジーキャッシュ)でも使われている「ゼロ知識証明」という仕組みを採用しています。
このゼロ知識証明によって、匿名性が非常に高い送金が可能になります。
Komodoのプラットフォームでは、送金や決済ができるだけではなく、
他にも中央管理者が存在しない「DEX(分散型取引所)」の役割であったり、
「dICO(分散型ICO)」の役割もあり、誰でも簡単にこのプラットフォーム内でICOを行う事が可能です。
それ以外にも独自トークンを作る事もできます。
Komodoの基本情報
通貨名 | Komodo(コモド) |
通貨単位 | KMD |
上限発行枚数 | 200,000,000 KMD(2億KMD) |
公開日 | 2016年9月1日 |
アルゴリズム(暗号化方式) | Delayed Proof of Work |
公式ホームページ | https://komodoplatform.com/ |
ホワイトペーパー | ホワイトペーパー |
KomodoのJPY価格・ランキング・時価総額
Komodoチャート(バイナンス)
Komodoの特徴
- dICO(分散型ICO)プラットフォーム&BarterDEX(分散型取引)
- Zcash(ジーキャッシュ)からハードフォークによってできた仮想通貨
- ゼロ知識証明を採用している
- dPoW(Delayed Proof of Work)のアルゴリズムを採用
- Atomic Swap(アトミックスワップ)
- Gateway(ゲートウェイ)の機能を持っている
- 開発陣が非常に開発熱心である
dICO(分散型ICO)プラットフォーム&BarterDEX(分散型取引)
Komodoは、「Jumblr」というプライバシーに関する技術によって、
ICOのステークホルダー全員のプライバシーを保護する仕組みを有しており、これをdICO(分散型ICO)プラットフォームと呼んでいます。
※ステークホルダー・・・組織が行う活動によって直接的または間接的な影響を受ける利害関係者のことを総称していいます。
通常のICOでは、ICOの処理・管理が大変で、
これまで様々な問題を抱えていました。
また処理・管理だけでなく、
大きな資本を持っている人に多くのコインを購入されてしまうと、
それによって市場価格を操作されてしまう可能性があります。
他にも、ICO調達資金が悪いハッカーによって狙われたりする可能性があります。
そういった問題を解決するICOの新しい方法を「dICO」と呼んでいます。
そして、世界で初めての「dICO(分散型ICO)」は、2017年11月に行われています。
Komodoの「JUMBLR」と呼ばれる技術は、
「zk-SNAKE (zero-knowledge succinct non-interactive arguments of knowledge)」というゼロ知識証明の技術を備えています。
それによって匿名性が非常に高いため、dICOではICO時にハッカーからの悪意ある攻撃などを防ぎやすくなります。
また、これまでのICOでは、1つのノードで処理をうことが非常に多かったため、
処理するのに非常に多くの時間がかかっていました。
ですが、Komodoが提供するプラットフォームの一つであるBarterDEX(分散型取引)を利用することで、
数百によるノードでdICOの処理ができるようになっています。その為、処理が非常に早くなります。
これにより、これまで一つしかなかったICO購入先が、数百あるノードのお陰もあって、
大きな資本を持つ資本家による買い占めができなくなり、市場操作される可能性を排除できるようになります。
このBarterDEX(分散型取引)では、
ICOが一つのノードで処理されている時に発見されていた脆弱性を排除するために2つの機能が使われています。
その機能の一つは、Atomic Swap(アトミックスワップ)と呼ばれるものになります。
これは、トランザクション(取引)を迅速に処理することができるようになります。
もう一つの機能は、数百のノードに分散されている事で、dICOによって集めた資金も分散されています。
これが意味する事は、一集めた資金も一つ一つのノードに分散されているという事で、
悪意のあるハッカーからの攻撃に対応したものだといえます。
これによって例えハッカーが狙ったとしても、一つに入ってる資金は全体の資金からすると小額であり、
まとまった資金がハッカーによって盗まれるという可能性を排除しています。
ゼロ知識証明を採用している
Komodoは、SuperNETと呼ばれる開発者達によって、
匿名性の高いZcash(ジーキャッシュ)からハードフォークによってできた仮想通貨です。
そしてZcashの大きな特徴として、
「zk-SNARKs」というゼロ知識証明の技術が使われており、非常に匿名性が高いものです。
日本でも匿名性があまりに高いため、それが理由でコインチェックでの取り扱いも停止されました。
Komodoでは、このゼロ知識証明が採用されています。
dPoW(Delayed Proof of Work)のアルゴリズムを採用
Komodoのアルゴリズムに、「dPoW」が採用されています。
dPowは、ビットコインのブロックチェーンと他の仮想通貨をつなぐ中間的な役割があります。
KomodoのNotary Node(公証ノード)が、
ビットコインのブロックチェーンにトランザクション(取引・取引履歴)をまとめて書き込むことで、
セキュリティがあまり高くない仮想通貨であっても、ビットコインのセキュリティの高さを引き出すことが可能になります。
これらの書き込む一連の作業は、「Iguana Core」によって自動化されています。
Atomic Swap(アトミックスワップ)
アトミックスワップとは、ブロックチェーンが異なる通貨の交換を、
第三者の仲介なしにユーザー同士だけで確実因交換可能にする技術のことです。
アトミックスワップでは、
取引所などの第三者の仲介無しにユーザー同士だけで取引が完結します。
その為、取引所などでかかっていた手数料もかかりません。
またこの仕組みとして、
片方だけが受け取るなどといった不正もできない仕組みになっています。
Gateway(ゲートウェイ)機能がある
Komodoのプラットフォームでは、
32種類の通貨へのゲートウェイを提供しています。(2018年9月2日現在)
この32種類の通貨は、それぞれに独立したオリジナルブロックチェーンを持ち、
これに伴い、安定した通貨として価格が固定されています。
ちなみに対応通貨は以下になります。
開発陣が非常に開発熱心である
komodoは、非常に開発が熱心である事でも有名です。
仮想通貨の開発更新頻度(Github)が分かる「Cryptomiso」からでもそれが伺えます。
多くの通貨のうち、
これまでで開発コミット数が一番多いのがKomodoになります。
(2018年9月2日現在)
取扱取引所
全取引の約55%がバイナンスで行われているので、
購入を検討している方はバイナンスで購入されるのがよいと思います。