~先人達の格言を学ぼう~ 「一運、二金、三度胸」
この格言は江戸時代の米相場から生まれたもので、
世界の相場の始まりは、米相場からですので、本当に先人の偉大な言葉だと思います。
この格言の意味は、
買い場のチャンスを逃さないために投資家に必要な3つのことが凝縮されています。
相場で成功する為に必要な3つのもの
- 運・・・相場で勝つ為には、運は絶対に必要である
- お金・・・相場で勝つ為には、投資するお金を持っていることは必要である
- 度胸・・・相場で勝つ為には、自分の信念を信じて、投資できる度胸がないと儲ける事はできない。
世間では「運がなかったから負けた」と負け犬の遠吠えのように言っている人も多くいますが、
これはあながち間違いではない。ただそれは相場で勝ち抜く際の1つの要素でしかない。
1つではなく、3つが合わさってこそ、結果が伴うものであることを勘違いしてはいけない。
戦国大名の毛利元就に有名な「三本の矢」の話があります。
これは、「1本の矢じゃ簡単に折れてしまうけど、3つの矢を束ねたら簡単には折れないから兄弟3人協力するように!」と言っています。
※三本の矢の話は、後世の作り話である説が濃厚。
話を戻すと、「相場で良い結果を得るには、「運」を味方につけることは必要不可欠であり、
どれだけ慎重に徹底的にテクニカルを駆使して分析しても絶対に勝てる相場は存在しない」
それらの点から「運」というものは必要不可欠であると言っています。
ただ「運を持っているだけでは意味がなく、
投資するお金を持っていなければ、どんなに強運を持っていても意味がない」と言っています。
まぁ当然のことですね。
また運もお金も持っていても、
「自分の決めたルールや自分の信念を信じる事ができなければ、
効率よく、お金を稼いでいくことは不可能」だとも言っています。
例えば、稼ぐ為の取引ルールを1つ決めたとします。
ただ、それを徹底的に守る為に慎重になりすぎて、
取引ルールの条件を満たしているにも関わらず、買い場を逃してしまったりする事を言います。
ようは、相場で勝ち抜くには、
「目に見えない運が絶対に欠かせないし、投資する為のお金も絶対に必要だし、
それらをうまく運用していくための度胸(決断)が絶対に必要」だとこの格言は言っています。
またこれは買い場の格言ですが、売り場の格言としても使えるものだと思います。