これは、下落相場の時によく使われる言葉である。

 

この格言を直訳すると、

「夜が開けて、必ず朝になるのと同じで、

どんなに辛い時期も、いつかは必ず終わる」という意味で、

 

相場では、「どんな酷い下落相場でも、上昇相場に変わる時が必ず来る」という意味で使われます。

 

ですが私は、

「どんな酷い下落相場でも、上昇相場に変わる時が必ず来る。

そして上昇相場に変わる時に、追い打ちをかけるような大きな下落が最後にやってくる。

それに耐えれたものだけが朝を迎える事ができる。」と解釈しました。

 

 

こういう風に解釈した理由は、私の経験からの理由です。

 

大きなトレンドが変わる場合、

もうこれ以上落ちないであろうと思うところから、更に一弾大きく下げて転換する場合は多いからです。

 

その大きな下落を耐えて、

初めて上昇トレンドに変わる場合が経験上多いので、

そこを最後に耐えれるかどうかがやはり大きな肝だと私は思います。

 

下落相場で大きな損を被っていても、

上昇相場に変わり、下落から上昇に転じる時が必ずきます。

 

後で考えると、大きく下落しすぎたその時が、

相場転換の重要地点だったと分かる場合が多いので、

同じような状況に陥っている人は、もう一度現在の相場を分析しなおしてほしいと思っています。

冬が必ず来るように、春も必ず来ます。逆もしかりです。

 

また、これと似たような言葉に「栄枯盛衰」という言葉があります。

これも結局は、「栄えたものは滅びる」「良い時代もあれば悪い時代もある」という意味で使われますが、

結局はこれも自然の摂理を表した言葉です。自然の摂理は、昔も今も変わる事はありません。

 

悪い時期も良い時期も回るのと同じで、

下落相場と上昇相場も交互に入れ替わるのだから、

この下落相場がずっと続くんじゃないかと思える時に思い出してほしい言葉の一つです。