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リップル、新たに5社と新提携
2018年2月21日、Ripple(リップル)社はブラジル、
インドの銀行2社やカナダ・シンガポールの送金サービス会社3社と提携を結ぶことを発表しました。
今回リップル社が新たに提携を結んだのは以下の5社です。
- インドの大手民間銀行である「インドゥスインド(IndusInd)」
- ブラジルの最大民間銀行である「イタウ ウニバンコ(Itaú Unibanco)」
- シンガポールの大手送金プロバイダである「インスタレム(InstaReM)」
- カナダのグローバル送金プロバイダである「ジップ レミット(Zip Remit)」
- ブラジルのグローバル送金プロバイダである「ビーテック(Beetech)」
「インドゥスインド」「イタウ ウニバンコ」「インタレム」の3社は、
リアルタイム国際送金システム「xCurrent」を採用し、
「ビーテック」と「ジップ レミット」の2社は、
グローバルに送金ができる「xVia」を採用しています。
「xCurrent」とはなんぞや?
xCurrentとは、
Ripple社の「ILPレジャー」「メッセンジャー機能」の機能を実現させる為に開発された法人向けソフトウェアのことです。
xCurrentを使用することで、送金処理をより高速かつ安全に、そしてコストを大きく抑える事が可能になります。
これまで国際送金において「SWIFT」と呼ばれるソフトウェアが用いられていましたが、
「SWIFT」よりも高性能なソフトウェアである「xCurrent」の技術を導入しようとする銀行が急速に増えてきている現状です。
ILPレジャー
ILP(インタレジャープロトコル)とは、
台帳間で送金を実現させるためのプロトコルの略称です。これは、Ripple社の核となる技術になります。
メッセンジャー機能
メッセンジャー機能とは、リアルタイムに、
銀行側でどういった処理が行われているのかを通知する機能のことをいいます。
Ripple(リップル)の3大柱
- xCurrent
- xVia
- xRapid
上記 3 つのソフトウェアをxCurrentを中心に組み合わせ、
企業から銀行まで全て連携させることで、従来より低コストで高速かつ安全な送金を実現させようとしています。
そして、この3 つのソフトウェアを通じて形成されたネットワークの総称を一般に「Ripple Net」と呼んでいます。
Ripple(リップル)の3大柱の役割
xCurrent
簡潔に記載すると、
これは銀行と企業をILPレジャーで結ぶ為のソフトウェアになります。
xVia
これは銀行ではなく、
一般企業をRipple Netへ結ぶ為のソフトウェアになります。
xRapid
これは送金業者向けで、
銀行間の台帳にXRP Ledger(リップルレジャー)を橋渡しさせることで高速なxCurrentでの送金を実現します。
その際、xRapidを必ず経由しなければいけないものではありません。