中国の規制

先日、中国は国内・国外問わず、

全ての仮想通貨取引及び、ICO関連のWEBサイトへのアクセスブロックを決定しました。

そして仮想通貨業界の取り締まりを更に強化していくと発表!

中国人民銀行が仮想通貨に関する規制を発表

「金融リスクを緩和、そしてそれを防ぐために、規制当局は、関連するビジネスや国内外の
取引所のウェブサイトの廃止、処置を含むICOや国内外の仮想通貨取引所に対して、禁止政策を適応させます。」

規制の裏にある本当の思惑

中国政府には、自分達に都合の悪い情報をブロックするネット検閲システムがあります。

これを「グレートファイアウォール」といいます。

 

今では世界中に広まっているGoogleやFacebookも

かつてグレートファイアウォールによって規制されました。

 

今回その対象となったのが、いわずもがな仮想通貨です。

仮想通貨の規制対象に大きくエントリーされたのは以下の2つです。

  • 海外仮想通貨取引所の利用
  • ICO関連のWEBサイトの閲覧

 

そして今回の件以前にも、

中国は仮想通貨に対して厳しい姿勢をとってきています。

2017年1月・・・仮想通貨取引所への規制
2017年9月・・・ICO規制&取引所への規制
2018年1月・・・マイニング会社への規制

そして今回の海外取引所とICOへのアクセス手段を完全遮断

 

中国には仮想通貨を使って資産を国外へ逃がそうと試みる富裕層が沢山います。

 

実際、2017年仮想通貨ブームへ勢いをつけたのは、

中国富裕層の仮想通貨への参入である点は間違いありません!

 

ですが、この富裕層の行為は、「中国の資本が流出」を意味しているので、

中国はやっきになって規制しているんです。

「規制」を受けての中国内の動き

世界最大のマイニング会社である中国のBitmain社が海外に拠点を移すことを発表。

仮想通貨取引所「BTCC」も拠点を香港に移すことを発表。

そして世界最大の取引高を誇るBinance(バイナンス)も将来的に中国からの移動を検討してると聞いています。

現在の仮想通貨市場と未来への可能性

2017年は仮想通貨元年と言われるほど、大きく仮想通貨全体の価格は上昇しました。

しかし、中国の規制問題を筆頭に負の連鎖が起こり、

2018年に入り、今現在、仮想通貨の相場は大きく下落しています。

 

2018年から参加した人達、

そして2017年に大きく稼いだ人達も、利益の多くを吹き飛ばし、狼狽売りが続いています。

ただ相場の格言として「人が売っている時に買え!、人が買っている時に売れ!」というものがあります。

今多くの人が売っているからこそ、将来的に上がる可能性が高いという事なんですよね。

また今回の件は、「中国が仮想通貨を強く規制している」というのが肝です。

聞いた事ある人もいるかもしれませんが、「中国が規制するものは世界で流行する」

という俗説があるからです。

そう言われるのはきちんとした既存事実があるからです。

 

中国が過去規制したもので、

現在世界中に広がり、大成功を収めているものは4つあります。

  • Google
  • Facebook
  • YouTube
  • Twitter

 

上記から見ても分かるように、

中国が強く規制したものは、実際世界的な成功を収めています。

中国政府は仮想通貨が世界的に多大な影響を与えるものであると分かっているからこそ、規制をかけているんです。

逆に多大な影響を与えないと判断されたものは、規制なんてまずされません(笑)

 

今回の仮想通貨も同じ道を辿ると私は思っています。

なんで目先としてはマイナスな事ではありますが、

将来的に見たら、何も問題がないレベルの事だと私は思っています。

 

流れている川に石を投げたところで、川の流れが止まる事などありえません。

石を投げたところで、一瞬水面に波紋を起こす程度でしょう。

仮想通貨も全く同じだと思います。

既に大きな川の流れはできているんですから、後はその流れに乗っていけばいいんではないでしょうか!?

 

あくまで私個人の考えではありますが、

目先の上げ下げに囚われなければ、自ずと大きな下落にも慌てる事はないと思っています。

 

今回は中国の規制強化から発生した下落相場から、

未来の仮想通貨市場への可能性を客観的な意見として述べてみました。