「 上げ100日、下げ3日(上げ百日、下げ三日)」とは、
簡単にいうと、相場が上昇していくには時間がかかるけれども、
下げる場合は、非常に早いという事を表した格言になります。
株式であろうと、FX(為替)であろうと、仮想通貨であろうと、
チャートを見ている人ならば納得できる人が多いと思いますけど、
上昇トレンドを形成する為には、非常に時間がかかります。
少し上がっても、様々な壁(レジスタンス)や利確勢による「売り」が次から次へと出現し、
簡単には上がらない事が多いからです。それを100日という言葉で表しています。
逆に下げの場合、損切りする人・強制決済される人など、
「売りが更に売り」を呼び、100日かかって上げた価格であっても、
天井を付けた後、恐ろしい速度で下落する事が多いです。
上げるのに100日かかったならば、
それを下げるのに3日もあれば下がると言われています。
チャートとにらめっこしてる人ならば、
何度も経験したことがあると思いますが、下げに入った時の速度は半端なく早く、
躊躇していると大損してしまう事も多いです。
逆にそういう時に、売りから入るショートで入っていれば、
大勝できる可能性が高いとも言えます。
多くの人が一度は聞いたことがある格言だとは思いますが、
上昇時・下降時の特性を非常に分かりやすく表したものなので、
それぞれの特性をきちんと頭の片隅に置いて取引をしていくことが大事です。