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ETHLend (イーサレンド)とは
ETHLend (イーサレンド)とは、
ブロックチェーン技術を利用して、
個人間でのお金の貸し借りが可能になる金融プラットフォームのことです。
つまりイーサレンドを利用する事で、
仲介者を挟まずに、個人間での融資が可能になるということです。
このプラットフォームで利用されるものが、
LENDトークンになります。
このETHLend (イーサレンド)は、
ブロックチェーン技術を利用している事で、
非中央集権的なものになるので、個々間で自由な金利設定ができます。
またその際にかかる手数料も、
非常に安価なものになっています。
ETHLend (イーサレンド)は名前からも分かる通り、
現在の法定通貨(ドルや円など)での支払いではなく、
イーサリアムで融資を受ける形になります。
現状はイーサリアムだけの融資になっていますが、
将来的には、他のアルトコインにも対応するようです。
一つ課題として残る点は、
あくまで仮想通貨での支払いということで、
まだまだ融資を受けたとしても、課題が残る点があるのも現状です。
ただ現在(2018年10月)、
数千万円程度の融資が既にされているようです。
ETHLend (イーサレンド)の基本情報
通貨名 | ETHLend (イーサレンド) |
通貨単位 | LEND |
上限発行枚数 | 1,000,000,000LEND(10億LEND) |
公開日 | 2017年 |
アルゴリズム(暗号化方式) | ERC20 |
公式ホームページ | https://ethlend.io/en/#/main |
ホワイトペーパー | ホワイトペーパー |
ETHLend (イーサレンド)のJPY価格・ランキング・時価総額
ETHLend (イーサレンド)のリアルチャート(バイナンス)
ロードマップ
- 2017の分散型貸出に関する白書(マイルストーン遂行)
- 2017でトークンセールのエンティティを作成する(マイルストーン達成)
- 2017年のLENDトークンセール(マイルストーン遂行)
- 2017年のLENDトークン売却(達成済みマイルストーン)
- 2018年第1四半期にスイスに移転
- 2018年第1四半期との交換にLEND
- LENDのエアドロップは2018年第1四半期に開始
- 2014年第4四半期に公開の提案会場
- 2018年第4四半期のデモクラシーDAOの作成とテスト
- 2019での議決権行使
- 2019年のLEND終了の権利確定
技術的ロードマップ
- 2017でEthereumメインネットにETHLend Alphaを達成(マイルストーン到達)
- 2017の担保としてのドメイン(マイルストーン到達)
- 第3四半期(2017年)のCREとの評判に基づく貸出(マイルストーン達成)
- Token Sale 2017スマート契約(マイルストーン達成)
- トークンセールスマート契約のセキュリティ監査(マイルストーン達成)
- 2017年、USDベースのローン(米ドルへのペッグ)と割賦売掛金(マイルストーン達成)
- 2018年第1四半期のオンデマンドおよび群衆貸出(貸し手からの融資)
- 2018年第1四半期のユーザー体験アップグレード(開発中)
- 2018年第1四半期の地方分権化(DCR)(開発中)
- 2018年第2四半期の後払いに対する罰金(マイルストーン到達)
- Bitcoinを2018年に貸し出す(開発中)
- LENDは交換媒体として受け入れられ、2018年第2四半期のLEND担保の50%割引
- 分散型プロバイダ(uPort、Civic)のゲートウェイをQ2のDCRに2018 *
- OraclesのDCRへの集中フィード2018 *
- 2018年第3四半期のユーザー体験2回目のアップグレード
- AIとビッグデータ、2018年の信用リスクを評価するためのプロトコル*
- 2018年第3四半期のAIクレジットリスクボットのクリエイターのための収益計画*
- 第4四半期の信用リスクを予測する予測市場*
- 他のAltcoinおよびトークン 2018に貸与*
- 2019年、保険契約を有効にするプロトコル(AIボットを使用)
- 2019年(2018年第1四半期に行われた担保コール)、洗練された担保管理
- 2019年、第3四半期における貸し手間の金利に関する競争入札
- 2019年、エテリアム・ネットワークを超えた分散型貸出および分散型信用格付けの拡大*
「*」・・・これらのマイルストーンは、
これらのマイルストーンに必要な膨大な資金のために、
トークン販売キャップ(1 000 000 000 LENDに達した場合)が作成されます。
このプロジェクトが開始した背景
日本では、
銀行口座を持っている人が大半だと思います。
そして現在では、銀行に足を運ばなくても、
セブンイレブンやファミリーマート等のコンビニのATMを利用する事で、
簡単に預金したり引き出ししたりすることが可能になっています。
また融資を受ける際もATMで簡単にできます。
ですが、発展途上国などでは、
それが当たり前ではないんですよね。
ATMで預金・引き出し・融資が当たり前にはできないんです。
それ以前に、銀行口座を持ってない人も沢山いるのが現状です。
そういう背景がある人々が融資を受けられる新たな仕組みを作ろうと、
このプロジェクトは開始されました。
ETHLendでお融資の受け方&その問題点
ETHLend(イーサランド)を利用して融資を受ける場合、
今現在の受け取り方法として、
イーサリアム(ETH)での融資になります。
将来的には、
イーサリアム以外の通貨での融資も可能にしていくようです。
ここで問題なのが、融資された仮想通貨を
円やドルなどの法定通貨で受け取る事ができない点です。
現在イーサリアムだけではありませんが、
ビットコインをはじめ仮想通貨のほとんどが利用できる場所や方法が限られているという点です。
その為、イーサリアムのままだと、
使いたい目的の為に融資された金額を使えない場合が発生します。
ですので法定通貨に変更する為には、
銀行などを利用せずに、誰でも簡単に交換できるようにすることが
今後の課題になってくるかと予想されます。
それらの問題を解決すれば、
ETHLend(イーサランド)の利用者が多く増える可能性は十分にあるかと思います。
ETHLendの融資の流れ
- 借り手は融資希望金額・期間・金利を設定する。
- 借り手は融資を受ける為、担保にするトークンを決定し、送金する。
- 貸し手は、貸り手の様々条件から、貸したいと思う相手を選択する。
- 貸し手が借り手を選択した事で、契約が成立する。
- 設定された期間・金利に伴って返済が開始する。
融資される側(借り手)
自分の考えのもと、
借りたい金額や期間や金利を設定することができます。
そして借りる為に、
所持している仮想通貨の中から担保を選びます。
融資する側(貸し手)
借り手の条件の中から、
貸したいと思える相手を自分で選ぶことができます。
契約成立
融資する側と融資を受けた側で、
契約が成立した場合、
融資を受けた側は、
決めた期間や金利のをもとに、返済をしていきます。
もし、融資を受けた側の返済が行われなくなった場合は、
担保にしていた仮想通貨が融資した側に送られます。
スマートコントラクト・ブロックチェーン
ETHLend(イーサランド)では、
貸し手と借り手が直接やりとりをしますので、
仲介者は存在しません。
また、スマートコントラクトの自動契約の機能を使って、
融資の申し込みから、
数秒~数分程度で契約が成立します。
その後の返済などのやり取りは、
全て自動でブロックチェーンに記録が残されていきます。
取扱取引所
約88%の取引が、バイナンスで行われています。
他には、10%程度の取引が、 ABCCで行われています。