目次
DAG通貨一覧
- Nano(ナノ/NANO)
- IOTA(アイオタ/IOTA)
- Byteball(バイトボール/GBYTE)
- Aidos Kuneen(エイドスクニーン/ADK)
DAG通貨とは
DAG(Directed Acrylic Graph)とは、
ブロックチェーンを基礎としない新しい技術のことで、
ブロックチェーンの構造は、一方向のみの直線的なものであるであるのに対して、
それに対し、DAGでは1つ1つが綺麗に繋がっているのではなく、
複雑に分散しながら1方向に向かって伸びていき、糸のように絡み合った構造になっているのが特徴です。
ブロックチェーンのイメージ
DAG(Directed Acrylic Graph)のイメージ
ブロックチェーンを基礎としないがゆえに
ビットコインなどが抱えている問題から解放されています。
その点から、DAGの大きなメリットとして、以下の2点があげられます。
- スケーラビリティー問題がない
- トランザクション展性からの解放(処理速度が早い)
※「スケーラビリティ問題」・・・取引量の増加に伴い、現行のブロックチェーンでは対応できないという問題。
ビットコインでは、ブロックのデータ容量に余裕がなくなり、送金遅延等の問題が起きてしまっています。
※「トランザクション展性」・・・トランザクションとは、誰から誰にいくら送金されたかが分かる取引履歴の事です。
この取引履歴には、一つ一つIDが設定されています。
このトランザクションID(取引履歴ID)のデータが、外部から不正・改ざんできる脆弱性がある問題。
ブロックチェーンは、一つ一つの取引の認証が同期されており、同時に行うことができません。
順番に一つ一つずつ認証処理をしていくので、送金遅延などがどうしても起こってしまいます。
また、DAGを採用する事で、
一つ一つの取引の認証を同時に処理する事が可能になります。
同時に処理する事が可能なのは、それぞれの取引が非同期だからです。
これにより非常に速い取引速度が実現しています。
DAG通貨の簡単な比較
仮想通貨名 | Nano | IOTA | Byteball | Aidos Kuneen |
単位 | NANO | IOTA | GBYTE | ADK |
公開日 | 2016年2月29日 | 2016年7月11日 | 2016年9月5日 | 2017年6月6日 |
上限発行枚数 | 約1億3300万NANO | (約2780兆IOTA) | 100万GBYTE | 2500万ADK |
アルゴリズム | DPoS( delegated Proof of Stake) | Tangle | DAG | i Mesh |