「見切り千両」とは、

自分の予想が外れて、含み損を抱えてしまった時についての判断方法について一言で表されている格言になります。

 

含み損を抱えてしまった時、人は二択を迫られます。

一つ目の選択肢は、損切をし、現在以上の含み損を抱えないようにする事!

もう一つは、相場が戻る事を信じて、保有する事!

 

この判断は人により異なると思います。

現在抱えている含み損が相場が逆に動いた場合の許容範囲であれば、

自分の考えを大事に、保有する事は正解だと思います。

 

ですが、完全に許容範囲を超えた場合の含み損であったり、

どちらに動くか予想がつかない時、これ以上のリスクを負うと非常にまずい時、

 

これらのケースの場合は、明らかにギャンブルになってしまっていますし、

ましてや更に相場が逆に動いて、一度のトレードで退場になってしまうというような場合は、

「思い切って損切りして、これ以上の損害が出る事をまず防ぎましょう」というのが

「見切り千両」という格言に込められた意味になります。

 

トレードをしていく際、

含み損を抱えてしまうことは誰でも経験します。

 

その際に、自分の考えがぶれてしまい、

結果として、許容範囲で早めに損切りしてしまうのは少し違うと思いますが、

 

上で述べた許容範囲を超えた場合や一度の大損害で退場してしまうほどのケースの場合は、

一度損切りをし、相場を見極めて、再度トレードに臨む事が大事です。

 

今回はそういった損切りの大切さを説いた「見切り千両」について紹介させて頂きました。