相場は、上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場と大きく三つに分ける事ができます。
相場の鉄則として、大きな流れに逆らっては勝てるものも勝てません。
「長いものには巻かれろ」ということわざがありますが、
それと似た感覚で相場と向き合う必要があります。
相場の大きな流れというのは、そう簡単に変わりません。
長期で上昇トレンドの流れならば、押し目を拾い、買い目線でやっていく事で
リスクを抑え、簡単に利益を追求することができるようになります。
そういう時に、逆張りを繰り返し、「売り(ショート)」で、
落ちる方を予測して参加すると痛い目にあいます。
何度逆張りで「売り(ショート)」をしかけても結果は同じで、
大きな流れに飲み込まれて終わる事が大半です。
また上昇トレンドの最中に悪材料が出て、価格が大きく落ちる事もありますが、
上昇トレンドの中では、それが押し目になり、再度上昇トレンドの波に乗って、上がっていく事が多いです。
逆に、下降トレンドの時も同じです。
大きな流れに逆らってもまず負けます。
下降トレンドの中で好材料が出て、一時的に価格が急騰しても、
下降トレンドの大きな流れには逆らえず、再度下降トレンドの流れに戻る事が多いです。
なので、下降トレンドの時に好材料で一時的に価格が急騰した場合は、
さっさと売ってしまった方が良いとも言っています。
「上り坂の悪材料は買い、下り坂の好材料は売れ」という格言は、
きちんとトレンドというものを理解したもので、
絶対に頭の片隅にでも置いておいた方がよい格言だと思います。