「木を見て森を見ず」というのは、

部分的なところしか見ていなくて、全体を把握できていない状態の事をいいます。

 

取引をしていると、目先の事ばかり目がいきがちになりますが、

全体の流れを把握する事の大事さを説いています。

 

これは株取引・FX・仮想通貨取引、その他全ての取引においていえることですが、

目先の上げ下げのみに目が向いてしまうと、大きな流れを把握できず、大きな利益を逃してしまうことになります。

また、大きな利益を逃すだけならばまだいいですが、大きな損失を被る可能性すらあります。

例えば、5分足・15分足・1時間足などだけを見て、将来の値動きを予想したとしても、限界があります。

それよりも日足・週足・月足・年足といったように、大きく全体を把握する事が非常に大事です。

 

 

逆に、短期足を見ないで、長期足だけを見ていた人は、

全体の流れは把握できているので、逆に入るタイミングが悪く目先下がったとしても、良い結果に終われる場合は多いです。

それは全体の本質を理解できているからです。

 

上昇トレンドならば、例え入るタイミングが悪くすぐに価格が下がったとしても、

その後、価格を戻し、それ以上になるのは理解できる事ですよね。

 

ですので、長期足で大きな流れを把握した後、

短期足で参加タイミングをはかる事が非常に大事な事であり、

「目先のチャートが上がった・下がった」と一喜一憂していて勝てるほど、相場の世界は甘くありません。

 

短期足ばかり見ていた人は、長期足からまず相場全体の動きを把握するように心がけましょう。

それだけでも勝率は変わってくるはずです。