目次
モネロ(Monero)とは
モネロ(Monero)は、
リング署名という技術を使用していることです。
これは、閲覧と送金用の二つのアドレスを保有しており、
送金を行った際にワンタイムアドレスを作成します。
取引を行なった履歴は、ワンタイムアドレスが履歴になるため、
匿名性が高く、外部から追いかけることができないようになっています。
通貨単位
モネロ(Monero)の通貨単位は、XMRになります。
発行上限枚数
18,400,000XMR
アルゴリズム(暗号化方式)
Proof of Work / Crypto Night
XMRのJPY価格・ランキング・時価総額
XMR/BTCリアルチャート(バイナンス)
モネロの特徴
良い点
取引(承認)速度が早い
モネロが1つのブロックを作成するのにかかる時間は、
2分とビットコインの5倍の速度になっています。
ビットコインの場合であれば、1つのブロックを作成するのに10分程度かかります。
ブロックサイズの制限がないのも特徴の一つです
これにより、ビットコインで課題に上がっている「スケーラビリティ問題」も起こりにくいです。
※「スケーラビリティ問題」・・・取引量の増加に伴い、現行のブロックチェーンでは対応できないという問題。
ビットコインでは、ブロックのデータ容量に余裕がなくなり、送金遅延等の問題が起きてしまっています。
匿名性が高い
モネロは、「CryptoNote」という匿名性に特化したプロトコルを利用し、
「ワンタイムリング署名」を採用しています。
ビットコインは、送金する際に
誰が署名したのか追跡可能になっています。
しかし、ワンタイムリング署名の場合は、
追跡するのが難しいです。
マイニング(採掘)が比較的に簡単である
ビットコインしかり、基本マイニング(採掘)を行う際、
半端ない速さで、並列処理計算をしなければいけません。
それにより、採掘の難易度が上がってしまっているのが現在の現状です。
その為マイニングを始める場合、大きな資金が必要になってきます。
しかしモネロの場合は、
一般的なパソコンでもマイニングが可能なほど、敷居が低い状態になっています。
マイニング(採掘)にとりかかろうとしてる人達にとって、これは大きなメリットの一つです。
悪い点
デメリットは、Zcash・DASHと同じで、
匿名性が高い点がメリットでもあり、デメリットにもなっています。
一言でいえば、諸刃の剣です。
どういうことかというと、
匿名性が高いという事は、悪用されるリスクがあがるということです。
裏金しかり、犯罪送金しかり、悪い事に使われても、
匿名性が高いため、第三者にばれる可能性が低いことになります。
悪いことを考えている人は、
絶対に表に出せないお金をどうやって回していくか常に考えています。
間違いなく銀行で送金など100%できません。
そういった時に、匿名性が力を発揮するんですよね。
これがモネロのデメリットになるかと思います。
モネロの将来性
モネロは匿名性が高く、非常に将来性が高い仮想通貨の一つです。
また時価総額も上位に位置しており、モネロに対しての評価も高いです。
これはモネロだけでなく、匿名性がある通貨に共通している点ではありますが、
匿名性が裏金や犯罪に使われる可能性が高い点から、規制の対象になる可能性が否めない点です。
ですが、私が考えるのは、
モネロしかり匿名性が高いものを全否定する規制ではなく、
モネロががもつ匿名性を良い点で利用されていく為に必要な規制が、
きちんと作られていく可能性の方が高いんじゃないかと思っています。
結局どんなものにもメリット・デメリットがありますし、
悪い点で使われる可能性があるということは、逆にとればそれだけ優れたものであると言えると思います。
そしてモネロは、
審査が非常に厳しいことで有名なJaxxの取り扱い銘柄として、採用が決定しています。
今の時代は多様性が求められています。
だからこそ、モネロの特性を見ても分かるように、将来的に伸びていく可能性は十分にあると思います。
〈匿名性通貨関連〉