目次
ファクトム(factom)とは
ファクトムはアメリカ合衆国で生まれた仮想通貨で、
電子データをブロックチェーン上に記録することが出来る、分散型のデータ管理型プラットフォームのことです。
仮想通貨としての名称は、
「factom(ファクトム)」ではなく、「Factoid(ファクトイド)」といいます。
プラットフォーム・・・土台や基盤になるもの
ファクトムの特徴は、
データ(契約書・文章・貸付記録・保険等)の記録&管理を第三者なしで証明することができます。
また個人情報の漏洩リスクが低いことで、様々な情報を低費用で保管・記録することもできる点です。
通貨単位
ファクトムの通貨単位は、「FCT」になります。
上限発行枚数
ファクトムはの上限発行枚数はありません。
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ファクトムの特徴(メリット)
①ビットコイン2.0
ファクトムは、
ビットコインのブロックチェーンの問題を解決すべく開発されたものです。
ビットコイン2.0の一つです。ビットコイン2.0とは、ビットコイン技術を通貨以外にも応用したプロジェクトのことをいいます。
②「M2」
またファクトムは、
「M2」と呼ばれる独自のブロックチェーン機能を使っています。
これは、ビットコインのブロックチェーンだけでなく、
イーサリアムのブロックチェーンにも分散して記録できるようになっています。
これはブロックチェーンに直接データを書き込むのではなく、
ファクトム全体で一つの取引情報にまとめ、ブロックチェーンに負荷をかけることなく、様々な情報を管理することを目的としています。
そうすることで、低資金で様々な情報を管理・記録できるようようになります。
③DLOC by SMARTRAC(ディーロックバイスマートロック)
DLOC by SMARTRAC(ディーロックバイスマートロック)は、
SMARTRAC会社と共同開発を進めているプロジェクトになります。
コンセプトは、「オフライン」と「オンライン」を繋ぐというもので、
個人の情報や医療履歴などの情報を「Dlocステッカー」というものに取り込みます。
これはバーコードやQRコードで読み込むことができます。
そしてこの「DLOC ステッカー」は、
膨大な医療の記録の管理に使われようとしており、大きな注目を集めています。
④ファクトムハーモニー
ファクトムは、「ファクトムハーモニー」と呼ばれるプロジェクトを計画しています。
これは住宅ローン市場をパッケージ化させようという取り組みのことをいいます。
現在、住宅ローンを組む場合、不動産会社や銀行などの第三者を挟んでいるのが現状ですが、
第三者を挟まずに住宅ローンを組めるようにしようとしてるのがこの計画になります。
ファクトムの特徴(デメリット)
①中央集権型
「Factom Inc.」という企業に管理されている中央集権型という点です。
管理元がいるということは、管理元でなにか問題が発生した場合、打撃を受けやすくなります。
②上限発行枚数がない
ファクトムはマイニング報酬として発行されますが、
市場にFCTがたくさん出回ることで、インフレの可能性を引き起こす可能性があります。
ファクトム(factom)の将来性
ファクトムは、
「ファクトムハーモニー」と「DLOK by SMARTRAC」の二つの大きなプロジェクトがあります。
そのような活動から
マイクロソフトのビル・ゲイツのビル&メリンダ・ゲイツ財団から5000万ドルもの資金提供を受けてます。
その他にも様々な会社から多額の出資も受けています。
今後、アメリカの電子データ市場を制し、
世界がファクトムの技術を取り入れる時がくれば、
ファクトムの価値は大きくあがっていく可能性があると思います。