目次
ジーキャッシュ(Zcash)とは
ジーキャッシュ(Zcash)とは
「ゼロ知識証明」と呼ばれる技術を使い、匿名性が非常に強い仮想通貨のことです。
ジーキャッシュ(Zcash)の通貨単位は、「ZEC」になります。
総上限発行数は2,100万ZECで、ビットコインと同じ量になり、発行数としては少ない部類になります。
取引(認証)時間は2.5分という事で、ライトコインと同じです。
ジーキャッシュ以外にも匿名性の高い仮想通貨は複数存在します。
代表的なものが現在コインチェックでも購入できるダッシュ・モネロです。
ただ、ジーキャッシュに匿名性という点ではかないません。
それだけ匿名性に優れた通貨ということになります。
そんなジーキャッシュの月足チャートは以下のようになっています。
【月足】
月足で見ると分かりますが、
2015年11月の最高値で、1ZECの値が60万程度ありました。
2015円12月の1ヵ月ちょっとの間に、ほぼ無価値になったといえるぐらいの大暴落をしています。
この時、高値で飛び乗った人で、
信じて持っていた人は完全に死亡フラグが出ていますね、
末恐ろしいジェットコースターです(笑)
その後、少しずつではありますが、上昇してきています。
月足から見るテクニカル判断
今の時点でテクニカルという視点で
ジーキャッシュを見てみたいと思います。
日足で見ても分かりますが、月足が非常に分かりやすいです。
少しずつ値をあげていき、
3ヵ月後~4か月後ぐらいに(2018年4・5月前後あたり)一気に大きく値をあげる可能性が高いように見えます。
数パターンの想像ができるので、波を描きながらの場合も考えられますが、
まず現時点で可能性が高そうなパターンを今回は予想したいと思います。
過去60万の高値をつけている点でも、凄い上昇がみられる可能性がある通貨だと思っています。
あくまでテクニカルだけの判断です。
これまで大量のチャートを見てきた私としては、
この月足単位で見た場合、遅くとも中期で上がらない方が不思議でたまらないチャートです。
もちろん仮想通貨は新興市場ですし、何が起こるか分からない市場であるので、
今後どういう動きをするかはその時になってみなければ分かりませんが、
チャートもまともにできてない世界だからこそ、
テクニカル判断は今後非常に力を発揮していくだろうと思っています。
現在のイメージとしては地道に、
そして着実に上に駆け上っているイメージ。
そしてある時に一気に加速するイメージ。
テクニカルとしての私の判断ですので、あくまで参考レベルで。
後は基軸通貨のビットコインがどう動くかによって流れは変わると思います。
ZECのJPY価格・ランキング・時価総額
ZEC/BTCリアルチャート(バイナンス)
ジーキャッシュ(Zcash)最大の武器「ゼロ知識証明」
ゼロ知識証明、名前だけできくとすごくかっこよく聞こえてしまいますが、
実際は、どんなものかをここでは記載していきます。
「ゼロ知識証明」は、「送金元・送金先・送金額」といったお金の流れを完全に消す事をいいます。
もっと分かりやすくいうと、全く痕跡を残さず、渡したい相手にお金を渡せるという事です。
銀行を考えてもらえれば分かりますが、
「送金元アドレス・受金側アドレス・送金額」すべてが記録に残り、お金の流れが簡単に分かります。
ですが、ジーキャッシュのゼロ知識証明を使うことで、これら全ての情報を分からなくし、
完全に痕跡を匿名とすることで分からせないんですよね。半端ない通貨だと思います(笑)
それにもかかわらず、
誰から誰にどれだけの金額を送ったかをきちんと証明してもらえるというのがまた凄い点です。
プライバシー保護という点では、最強通貨です!
同じ匿名性を持っているダッシュ・モネロでもここまで匿名性を高める事は出来ていません。
ジーキャッシュの良い点
ジーキャッシュの良い所は、上でも記載したように秘匿性が非常に高い点であり、
サイバー攻撃などによる情報の流出などを防げます。
現在社会で、情報の流出は日常茶飯事に漏れています。
個人のプライバシー保護を叫ばれながらも、プライバシー保護が疎かにされている時代です。
匿名性が非常に高いジーキャッシュは、
疎かになっている個人のプライバシー情報を改めて堅固にしてくれると解釈できます。
また、ジーキャッシュの開発&運営は、
「Zcash Foundation」という非営利団体がやっており、日々進化をしている点でも評価できる通貨です。
ジーキャッシュの悪い点
ジーキャッシュの良い点が「ゼロ知識証明」を使った匿名性とすると、
デメリットもこの「ゼロ知識証明」を使った匿名性であるといえます。
「どういうこと!?」という声が聞こえてきそうですが、
この匿名性を良い点で活かせば、プライバシー保護を強化できるんですが、
あまりに匿名性という点で優れているため、悪用される可能性が高いということなんです。
裏金しかり、犯罪送金しかり、悪い事に使われても、
匿名性が非常に高いため、第三者にばれる可能性が非常に低いことになります。
悪いことを考えている人は、
絶対に表に出せないお金をどうやって回していくか常に考えています。
間違いなく銀行で送金など100%できません。
そういった時に、ジーキャッシュの匿名性が非常に力を発揮するんですよね。
長所でもあり、短所でもあるのがジーキャッシュの「ゼロ知識証明」だといえます。
ジーキャッシュのイメージ
ビットコイン&ライトコイン等
ジーキャッシュ
ジーキャッシュ(Zcash)の将来性
一言でいえば、諸刃の剣です。
使い方を誤らなければ、匿名性最強通貨!!
使い方を誤れば、世の中の犯罪を助ける通貨になる!!!
非常に高い匿名性が、
今後どのように判断されていくかが大きな鍵を握っていると思います。
テクニカルから判断すると、
中期程度では大きく上昇する可能性を秘めている魅力的な通貨に見えます。
今後のジーキャッシュの値動きには注目していきたいところです。
〈匿名性通貨関連〉